退職した後どうするか、しばらく休んで旅行に行くのもよし、さらなる自己実現を目指して勉強するもよし、あたらしく職を見つけて社員研修を受けるのも有り、です。いつかは再就職しなくてはなりませんし、再就職手当という失業給付を受給中に再就職先を見つけた人に支払われる手当もあるので就職活動は続ける必要があります。早く就職して社員研修を受けなければなりませんし。失業給付をもらうための条件は次の7つです。
1.基本手当の残りが、所定給付日数の3分の1以上、かつ45日以上を残していること
2.待期が終了していること
3.1年を超えて雇用されることが確実なこと
4.給付制限を受けた場合、1ヶ月以内はハローワークの紹介により就職したこと
5.離職前の事業主(関連会社を含む)に雇用されたものではないこと
6.過去3年以内に再就職手当、または常用就職支度金をもらってないこと
7.求職の申し込みをする前に、就職内定していたものでないこと
この条件をクリアすれば、必要事項を記入した「再就職手当支給申請書」と「受給資格者証」の2つをハローワークに提出するだけで手当がもらえます。この再就職手当ですが、支給算日数によって、受け取れる金額が変わってくることに気をつけてください。支給残日数とは、失業給付を受け取れる日の残りのことです。失業給付をもらえる日数が、180日の人が残り90日しか給付を受けないで、再就職したとします(つまり残日数も90日)。この場合再就職手当は50日分もらえます。もっと早く就職した場合ははどうでしょう?実はビックリ。60日分給付を受け120日の残日数があるなら、80日分ももらえるのです。つまり再就職先を見つけるのが早い人ほど、たっぷりと再就職手当がもらえるということなのです。ただ、支給残日数には要注意です。60日以上、90日以上、120日以上とあるとおりそれ以上でなければ手当はもらえないのです。つまり支給残日数が120日と119日では30日分も手当の差額が発生しますので、よくタイミングを見計らい、うまく区切りのよいところで再就職するべきだといえます。再就職後の社員研修など、退職後でも考えることはたくさんあるので、なるべく早く就職先を見つけられるようハローワーク等を有効活用しましょう。
次に雇用保険についてですが、雇用保険とは、失業した人が失業中、生活に困らないためにあらかじめ会社が掛ける保険のことです。失業給付をもらうには、この雇用保険に加入してる必要があります。「失業すると自動的に失業給付がもらえるんだ」などというのは間違いなので気をつけましょう。失業給付を受け取るための第一条件は当然、会社が雇用保険に加入してることです。本来、雇用保険はすべての事業所に加入を義務づけられているのですが、零細な企業などの中には、めんどうな手続きを嫌ったり、雇用保険を支払う余裕もないところがあったりします。ですから、まず自分の会社が雇用保険に加入してるかどうかを確認すべきです。では、会社が雇用保険にはちんと加入してるなら大丈夫かといえば必ずしもそうではないのです。きちんと確認をしてみましょう。確認は給与明細を見れば一発で判ります。雇用保険料が天引きされていれば問題ないということです。もし明細に雇用保険料の記載がなければ、雇用保険料を支払っていませんので、あなたは失業給付を受けられないということになります。
最終更新日:2018/3/16